「共同作業?」と聞くと
「そうなっちゃって…」との返事。
深さが30センチくらいあり、ふと思い出しました。
昨年末にこのご近所さんのネコ1匹亡くなっているのです。
このご近所さんは兄弟ネコで2匹飼って毎日世話をしていました。
1匹は心臓が弱くとくに気を使って飼っていました。
その1匹が昨年亡くなったのです。
残された1匹は兄弟を探すようで寂しそうでした。
みていてこちらもかわいそうに思えました。
「もしかしてネコに何か?」
思い余って尋ねました。
「今朝、亡くなった…」
ご近所さんは涙目です。
「寂しかっただろうね、たくさん写真を撮らせてもらったし。」
私はスマホでよく写真をとり、何枚かご近所さんにあげていました。
その場にあの苦手な散髪屋さんがいました。
「うちのネコも4月に死んじゃったんだよ。病気に気がつかなかった。手遅れだった。」
なんと散髪屋さんのネコも亡くなっていたのです。
毎朝、実家の前を散歩していたネコです。
散髪屋さんも涙目です。
散髪屋さんのネコもよく写真のモデルになってもらってました。
言葉のかけようがありません。
ただ、散髪屋さんは次のように言ったのです。
「次のネコがもう決まっている。三毛猫で成猫だけどおとなしいから決めた。」
すでに次のネコの手配?たぶんそれだけネコが居なくては生活できないくらい馴染んでいるのでしょう。
穴を掘っていたご近所さんは一人暮らしの初老の方、またネコを飼うかはわかりません。
ペットロス以上に自分の年齢とペットの寿命を考えたら悩むところでしょう。
散髪屋さんはまだご夫婦ですからね…
亡くなった猫ちゃんのご冥福をお祈りします。
