私にとって沖縄は観光地ではなく、戦争に巻き込まれ多くの命が奪われた地であります。
結婚して2回ほど沖縄へ訪れましたが、父が眠る慰霊塔をみて、帰りたくても帰れなかった多くの英霊や、戦争に巻き込まれなくなられた民間人の方々を想い、胸がしめつけられました。
また、ひめゆり平和祈念資料館には若くして看護師としてかりだされた女学生の資料があります。戦争さえなければ幸せに結婚し家庭をもっておられただろうに、と考えさせられます。
旅行のチラシや雑誌では明るく賑やかな沖縄のイメージがありますが、それ以上に沖縄戦がもたらした悲劇を忘れることなく手を合わせるのが亡くなられた方々への礼儀かなと思っています。
祖父がどんな人だったか知る人はもういません。
ただその後見つかった一枚の写真をみてわかったことは、顔が母とそっくりだったということ。
親子だから当たり前なんですが、父が戦地へ行った頃母は幼かったので顔を知らなかったそうです。
ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ
そしてノーモアオキナワ
悲劇は繰り返してはなりません。
さいごまでお読みいただきありがとうございます。