2023年12月24日

iPhoneの写真がアップロードできない

ブログを作成していて、アップロードできない写真があることに気付きました。(今頃といわれるかもしれませんが)硫黄島の写真を含め、ほとんどをiPhoneで撮っていたのですが、どうやらiPhoneの写真の拡張子?が変わっていたたらしく、それを変えなくてはならないと判明。

https://www.e-tamaya.co.jp/html/tamachan-tsushin/heif_jpeg.php

上記のサイトに詳しく載っています。iPhoneならではの事情もありますが、Windowsパソコンで非対応とのことで、SNSや証明写真を撮って履歴書などを作成する場合困ります。

HEIF(拡張子 HEIC)をJPEGに直して保存しなおすしかありません。

やり方も上記のサイトに載っていますのでご確認ください。写真の拡張子を確かめるには確かめたいiPhoneの写真の下にある「i」マーク(
インフォメーションの意味だと思う)をタップするとその写真の拡張子がわかります。
困ったことにすべての写真がHEIFになっているわけではないようなので、Windowsパソコンで使いたい写真を選んで確かめるようにしたらいいと思います。
私は面倒くさかったので写真をスクショしてパソコンにアップロードすることにしました。

いろんな圧縮方法があるのはいいですが、そう言った情報がうまくなされていませんね。

このブログでもアップロードできない写真がたくさんあります。その原因が拡張子の問題だと……うーん、もっと早くに気付くべしでしたわ。

次回は硫黄島ボランティア記の続きです。
posted by おはなはん at 11:55| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2023年12月01日

硫黄島ボランティア記⑤

今回は火山島としての硫黄島の様子を書きます。

何度もこのブログで記述している通り、硫黄島は活火山であり、その下は火山帯となっています。2023年10月に硫黄島南沖合約1キロメートル付近で新たな火山島が出現し、今では硫黄島本島とつながりそうな勢いです。新たな島は火山が二つあります。ハワイのキラウエア火山のようにドロドロと流れ落ちる溶岩を想像したのですが、爆発のタイプが水蒸気爆発らしいので画像を見る限り溶岩は確認できません。
国土地理院のサイトです。↓
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/bousaichiri41111.html

水蒸気爆発について気象庁のサイトです。↓
https://www.data.jma.go.jp/osaka/jishinkazan/hitokuchi/155_VolcanicEruption_201804.pdf

水蒸気爆発とは超高温のマグマが冷たい海水とぶつかることで起きるものらしいです。

硫黄島の海岸部(西大佐の碑近く)の様子です。地熱が高い部分は植物が育たず、育っても枯れてしまいます。この辺りは硫黄のにおいが立ち込めています。
海岸部で湯気が出ているところは水蒸気が吹き上がるところです。
噴火の危険はここでもあり、とても海水浴などできません。



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この近くでよく育っていたのは、本土では十何年に一度花が咲くというリュウゼツランと野生種のランタナです。

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リュウゼツランは葉の先、ランタナは茎に棘があり、この植物が茂る海岸部を兵士たちは上陸していきました。刺されても問題にできない状況だったのでしょう。

硫黄島で一番火山を感じることができるのは硫黄が丘とよばれることろです。

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地熱が高く、いたるところで白い煙が沸き立っています。地面にはこの島の名前の由来である硫黄が顔を出しています。(黄色いところです)
硫黄は過去にこの島の収入源として産業が成り立っていたそうですが、採れなくなると島ゴマ等他の産物に変わったそうです。

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この穴をのぞくとぼこぼこと沸騰しているのが見えます。顔を突っ込むのは危険です(すみません)





一番噴火活動が激しいところはウグイス地獄と呼ばれるところです。いつもなら激しく吹き上げられるのですが、訪れたときは珍しく収まっていました。

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動画もたくさん撮っているのですが、貼り付けるとダウンロードになってしまうようです。このブログの仕様でしょうか。









posted by おはなはん at 07:20| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2023年11月21日

硫黄島ボランティア記④

前回につづき、硫黄島の自然について触れたいと思います。

硫黄島は海流の関係で亜熱帯海洋性気候ともいわれ、ケッペンの気候区分でいえば熱帯に入ります。
https://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/ioutou_index/ioutou_development/#:~:text=%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6%E3%81%AF%E7%B7%AF%E5%BA%A6%E7%9A%84,%E2%84%83%EF%BD%9E%EF%BC%97%E2%84%83%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
小笠原村ホームページをご覧ください。

日本で熱帯なんて信じられないのですが植生や気候を見る限り納得しざるを得ません。沖縄では肌寒い時期もありましたが、こちらは一日中同じような気温であり、まさに常夏の島といったところでしょうか。

熱帯といえばスコール(局地的な短時間の雨)がありますが、こちらでも遺骨収取の最中にスコールに見舞われることが多々ありました。(こうなれば送迎のバスに一時避難します)

島の周りは当然水平線ばかりなのでスコールの襲来を見ることができます。

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このスコールの雨を溜められたら水の確保ができると思いますが、それ以上に蒸発するので難しいようです。

忘れてはならないのが硫黄島は活火山島であるということ。

まさに私たちが今回遺骨収集を行った現場、島の南岸1キロ先で新たな火山活動が始まりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/85f7788fe7e1da3e4cc54bf2ecc5faf8a8c14161

新たな島の誕生、とてもワクワクします。

硫黄島自体も成長し続け、隆起をしています。以前は多くの船が沈没していた海岸も島の隆起によって沈船が姿を現したそうです。

そのため島の道路や基地の滑走路等補修が必要になってきます。

何処でどう爆発や噴火があるかわからない硫黄島。そのため単独行動は厳禁です。以前、単独行動をされた方が所在不明となり、捜索騒動となったことがありました。硫黄島のジャングルに迷い込んだらしいですが、硫黄島は蛇はいないものの、サソリやアカカミアリ、
ムカデといった有害生物もいます。アカカミアリは軍手の網目に入り込んできます。

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-kon-03.html
アカカミアリについて書かれています。

https://sasorifushigi.web.fc2.com/I_maculatus.html
日本のサソリ、まだらサソリです。サソリは海上自衛隊硫黄島基地のシンボルマークとされているようで、グッズにイラストが載っていました。

https://jieitai.shop-pro.jp/?pid=133741298
自衛隊グッズのサイトです。なんか、かっこいい……

https://sk-photo.main.jp/ioujima/main/510-insect/konchuu.html
ムカデについて書かれています。ムカデはこちらにもいますがさすがに大きさが違いますね……

硫黄島には蛇や蚊はいません。事前に虫刺されの薬と虫よけの薬を持っていきましたが使わずじまいでした。

今回は写真を撮ってなかった分をサイトで紹介しました。スミマセン。ビジュアルが好きな方、申し訳ありません。



次回は火山島としての硫黄島についてさらに触れたいとおもいます。



posted by おはなはん at 09:13| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2023年11月14日

硫黄島ボランティア記③

硫黄島でみかけた植物。やはりわたしはこうなってしまうなあ。

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天候の良い時は遺骨収集現場から南硫黄島が見えます。
断崖絶壁の帽子のような島です。もちろん無人島であり、船が近寄ることができない環境です。漂流した誰かがいないかと年に一度?船から呼びかけがあるようです。

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野生化した島ゴマ(とうごま)。かつての硫黄島の産業であったヒマシ油の原料となるものです。

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園芸店でもおなじみポトスです。樹木に絡みついています。人の顔の大きさぐらいの葉に成長したものをよく見かけます。

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バナナの花と実です。もとからあったものかはわかりません。先端にえんじ色の花が付き、実は上のほうにあります。これは硫黄島でずっと作業(遺骨収集にもかかわる)をしている鹿島建設の作業員宿舎・食堂の付近にあったものです。

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フウリンブッソウゲです。芙蓉、もしくはハイビスカスの仲間でしょうか。初めてみました。

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ゲットウ(月桃)。蘭の仲間でしょうか。これも初めてみました。(3月に沖縄へ行きましたが、見ることはありませんでした)

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浜ナタマメ。ナタマメは健康食品で名前をきいたことがあります。これは野生種でしょうか。地を這って育つようです。


容量の関係か写真を載せられませんでしたが、いろんな色のハイビスカスがあちこちで咲いていました。
(赤いハイビスカスしか知らなかった)

硫黄島は水がめとなる池や川がないので雨水をためて生活用水としています。寄宿舎の水道の水は衛生上の問題からか飲むことはできず、鹿島建設の売店から水を買ったり宿舎の冷水器の水を飲んだりしました。

生活用水も雨が降らなければ制限されます。
私が行ったときはシャワーは一日一回、洗濯も一回に限られていました。。

午前中、作業でドロドロ汗まみれになっても汗拭きシートでしのぐほかありませんでした。

自衛隊の基地には海水から水を作る施設があるそうですが経費がかかるとのことでそれを使った話は聞いておりません。

寄宿舎の館内放送でも毎日水がめの貯水量と水使用量の制限が放送されていました。自衛隊員はもっときびしい水の使用制限があります。

本当に何日も何日も雨が降らなかったら、遺骨収集団はもちろん鹿島建設の作業員は本土へ帰り、自衛隊員も必要最小限に残して本土へいったん帰るそうです。

旧島民の方々はどのように暮らしていたのかと考えてしまいました。

次回につづきます。
posted by おはなはん at 07:28| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2023年11月10日

硫黄島ボランティア記②

 今回は硫黄島の自然について触れたいと思います。


 火山列島(硫黄列島)は、北緯24度10分~30分の間の富士火山帯上に位置しています。
東京から硫黄島までの距離は約1,250km、父島からは約280km。

 硫黄島は緯度的には、台湾北部とほぼ同等なところに位置し、気温は海流の関係でほぼ同緯度にある台湾台北市よりも高く、亜熱帯海洋性気候とよく言われており、ケッペンの気候区分では熱帯気候となります。
出典:https://pastimeclip.com/island/submarine-volcano/volcano-islands/


 上記にある通り、日本の領土でありながらハワイかグアムを思わせるような(あるいは沖縄)植物を目にします。
 まずは地味なものから。

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草トケイソウ
 園芸種にくらべて小ぶりで、棘があります。髭に覆われた赤い実をつけます。食べられると聞いていくつか食べましたが、調べたら毒があるようでした(!)。

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オオハマボウ

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グンバイヒルガオ

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リュウゼツラン
 これは数十年に一度花を咲かせる植物らしいですが、硫黄島で群生している場所があり、あちこちで花を見かけます。葉の先がかなりとがっており、上陸した兵士はこの棘のような葉に苦労したとのことです。

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パパイヤの木
 硫黄島には「パパイヤ通り」という道がありますが、年月とともに他の植物に押されて目立たなくなってきました。
野鳥の餌になっています。

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アメリカハグルマ
 名前からして戦後に侵入したものかもしれませんね。

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銀ネム
 地味な花ですが、マメ科の植物で島のいたるところではびこっています。



 グンバイヒルガオは地を張って育つ植物です。沖縄あたりから種が流れて本土に漂着し、発芽することがあるそうです。

 これらは当たり前のようにあちこちで目にします。

 
 続きは次回で投稿しますね。
posted by おはなはん at 07:23| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2023年10月31日

硫黄島ボランティア記①

 ちょうど来月に硫黄島ボランティアについて短い講演を行うことになったので、まとめ代わりにブログに書いておきます。

 硫黄島ボランティアに応募したきっかけは、過去のブログにも書きましたが、沖縄で戦死した祖父の存在です。祖父は沖縄県へ出征していましたが、アメリカ軍の戦車の下敷きになったときいております。そのあたりは激戦地だったようで民間人も命を落とし、祖父の骨は多くの民間人の骨と一緒になって土にかえっております。
 そのため家の仏壇や墓に祖父の骨はありません。沖縄の石があるだけです。

 本土へ帰りたくても帰れないご遺骨のために遺骨収集できないかと遺族会に聞いたところ、沖縄ではやっていないとのことで、事業をやっているところは硫黄島、ロシアや東南アジアなど海外でした。
 
 硫黄島といえばあの「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」で知られていますが私はその映画を見たことがありません。
 
https://eiga.com/movie/33345/

https://www.ogasawara-channel.com/iwojima/movie.htm

 硫黄島(いおうじま)ではなく、正しくは硫黄島(いおうとう)です。,旧島民の方やご遺族はこの呼び名に誇りをもってらっしゃいます。いおうとう、という呼び名が昔からの呼び名です。


 激戦地だった硫黄島はジャングルのいたるところに壕があり、上陸したアメリカ軍は日本軍を掃討するために壕に向けてガソリンをまき火を放ったときいております。考えるだけでむごいやりかたです。

 日本軍としてここにいたのは日本人のほかに某半島の方もいました。当時の動画(記録映画)を見る限り、この半島の方々は率先して投降し、日本兵の所在などを教えていました。(彼らは彼らなりの心情があったと思いますが……。笑顔で投降しているのを見るといい気持ちはしません)
 
 他ひも日本兵の世話などで島民が加わり、命を落とされてます。

 まだまだ土の中に眠る多くのご遺骨をなんとしても本土へ帰らせてあげたい。それは当たり前のように平和を享受する私たちの務めだと思っています。(あくまでも自論です。)

 

 現在硫黄島へ行くには海上自衛隊の輸送機に乗るしかありません。民間人が立ち入ることを許可されていないからです。遺骨収集ボランティアとして推薦され、加わるしかありません。

 埼玉県の入間基地から輸送機に乗り、荷物と同じ大きなスペースにある、電車のような椅子に座って人間も運ばれます。普通の飛行機でないので騒音も大きく、窓は小さくて少ないのであまり外は見えません。それは仕方がないことです。

 入間基地から無事に硫黄島の基地へ到着すると、自衛隊の「エイサー同好会」?が出迎えてくれました。エイサーは沖縄の民俗芸能ですね。
 この出迎えが正直ほっとしました。

 遺骨収集ボランティアはいくつかのボランティア団体で結成されています。遺族会でない方はいくつかあるボランティア団体に聞いて見られたら良いと思います。

 大学生ボランティア団体や自衛隊OBなども協力しておられます。

 次回は硫黄島の植生について書きたいと思います。

IMG_4617.JPEG

 硫黄島には多くの野良猫がいます。誰かが持ち込んだと思いますが、彼らに餌をやることは禁止されていました。とてもやせていてジャングルへ餌を求めてさまよう姿がありました。


 ただ、硫黄島は活火山島なので危険が多すぎます。

 
posted by おはなはん at 07:29| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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