火山列島(硫黄列島)は、北緯24度10分~30分の間の富士火山帯上に位置しています。
東京から硫黄島までの距離は約1,250km、父島からは約280km。
硫黄島は緯度的には、台湾北部とほぼ同等なところに位置し、気温は海流の関係でほぼ同緯度にある台湾台北市よりも高く、亜熱帯海洋性気候とよく言われており、ケッペンの気候区分では熱帯気候となります。
出典:https://pastimeclip.com/island/submarine-volcano/volcano-islands/
上記にある通り、日本の領土でありながらハワイかグアムを思わせるような(あるいは沖縄)植物を目にします。
まずは地味なものから。
草トケイソウ
園芸種にくらべて小ぶりで、棘があります。髭に覆われた赤い実をつけます。食べられると聞いていくつか食べましたが、調べたら毒があるようでした(!)。
オオハマボウ
グンバイヒルガオ
リュウゼツラン
これは数十年に一度花を咲かせる植物らしいですが、硫黄島で群生している場所があり、あちこちで花を見かけます。葉の先がかなりとがっており、上陸した兵士はこの棘のような葉に苦労したとのことです。
パパイヤの木
硫黄島には「パパイヤ通り」という道がありますが、年月とともに他の植物に押されて目立たなくなってきました。
野鳥の餌になっています。
アメリカハグルマ
名前からして戦後に侵入したものかもしれませんね。
銀ネム
地味な花ですが、マメ科の植物で島のいたるところではびこっています。
グンバイヒルガオは地を張って育つ植物です。沖縄あたりから種が流れて本土に漂着し、発芽することがあるそうです。
これらは当たり前のようにあちこちで目にします。
続きは次回で投稿しますね。